最新記事
-
7.122024
「第16回 灯台へ」ダブリンつれづれ / 津川エリコ
二〇年前の夏に泊まった小さな島のホテルの領収書が出てきた。それを捨てずに取っておこうと意識したことを憶えている。失くしたとは思わなかったので、時々、その一枚の紙きれがどこにあるのだろうと思うことがあった。
続きを読む -
7.32024
森達也のフェイクな世界「第4回 捨て猫を飼う」
家に猫が来た。 生後五カ月の三毛猫。ということはメス。そもそもは捨て猫だったようだ。知り合いの知り合いが拾い、誰かもらってくれる人はいないかと友人たちに声をかけ、その声が僕のもとに届き、僕は迷うことなく手を挙げた。 僕は広島で生まれている。でも広島の記憶はない。
続きを読む -
6.292024
安積遊歩さんからメッセージが届きました
障害をもつ人たちへ、強制的に不妊手術を施すことが合法とされた時代がありました。被害を受けた人びとが、国に対して裁判を起こしています。その最高裁判決をまえに、安積遊歩さんからメッセージを寄せていただきました。
続きを読む -
-
6.142024
「第15回 チェルシーフラワーショーと漱石」ダブリンつれづれ / 津川エリコ
毎年五月、ロンドンのチェルシーで開催されるチェルシーフラワーショーに初めて出かけてみた。ロンドン三泊の旅行をリュックサック一つで済ませることが出来たのは、一緒に出掛けたダブリンに住む友人がロンドンにも家を持っていてそこに泊まることが出来たからである。
続きを読む -
6.52024
森達也のフェイクな世界「第2回 味方をしてくれというつもりはない」〜パレスチナ難民キャンプ
今日の日付は6月3日。イスラエル・パレスチナ問題について最新の(大きな)ニュースは、バイデン大統領がイスラエルとハマス双方に呼びかけた停戦への新提案だ。以下は6月1日 21時34分に配信されたNHKWEBのニュースだ。
続きを読む -
5.222024
森達也のフェイクな世界「第1回 北京国際映画祭で笑いをとる」
四月一七日午前七時。眠い目をこすりながら羽田空港第三ターミナルに着いた。八時五〇分羽田発JAL021便に乗らなければならない。今年で一四回目となる北京国際映画祭に『福田村事件』が招待されたのだ。 カウンターでチェックイン。渡されたチケットの左上には「business」と記されている。
続きを読む -
5.172024
森達也『ぼくらの時代の罪と罰』がTRC学校図書館のためのブックカタログに掲載されました
図書館流通センターの『TRC学校図書館のためのブックカタログ』に、ミツイパブリッシング刊の『ぼくらの時代の罪と罰』(森達也)を掲載しています!前年に引き続きの掲載です。誰もが目を背けたくなる「死刑制度」をテーマにした本ですが、刑法の基本的な考え方を森さんと一緒に考える内容です。
続きを読む -
5.102024
「第14回 ローマの休日」ダブリンつれづれ / 津川エリコ
一九五三年に制作された映画「ローマの休日」の印象はとても愉快で楽しいものだった。某国のアン王女を演ずるオードリー・ヘップバーンのようにスクーターの後ろに乗って颯爽とローマ市内を巡れたらどんなにかいいだろう。グレゴリー・ペックと一緒に、とは言わないが。
続きを読む -
5.22024
春は、小熊秀雄賞の季節です。
春は、小熊秀雄賞の季節です。言論弾圧の時代、自由や理想を歌い上げ詩壇に新風を送ったとされる彼の作品は、今なお新たなファンを生んでいます。その小熊の名を冠した現代詩の賞が、小熊秀雄賞。毎年4月に最終選考会が開かれ、新たな受賞作が生まれます。
続きを読む
