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「人権は虹みたいなもの。近づくと消えてしまう」- 免田栄さんを偲ぶ会のYouTube動画を視聴しました。

免田栄さんを偲ぶ会をYouTubeで視聴しました。
12月5日、免田さんの命日に開催されてオンラインで配信されており、ついつい見入ってしまいました。

免田さんは死刑囚で初めて、再審無罪を勝ち取った方です。
日本国外で、たくさんの方々に支援され、とくに、死刑が廃止されているヨーロッパ諸国では非常に敬意をもって迎えられたそうです。

「偲ぶ会」では玉枝夫人、赤堀政夫さん(免田さんと同様、えん罪被害にあった元死刑囚)をはじめ、たくさんの方が免田さんの思い出を語っていました。

いちばんグサッときたのは、
「人権は虹みたいなもの。近づくと消えてしまう」
という免田さんの言葉。

その実感のこもった比喩が、あまりに切なくいたたまれない気持ちになりました。

死刑制度がテーマの新刊『ぼくらの時代の罪と罰』の中では、著者の森達也さんも免田さんに言及しています。
「死ぬまで冤罪を主張し続けた人はたくさんいた」
と、免田さんは森さんに語ったそうです。

12月19日の新刊トークイベントでは、森さんに、免田さんの思い出もうかがってみたいと思いました。

なお、偲ぶ会の動画はこちらで視聴できます。

▼森達也×井田香奈子トークイベント

【12月19日】森達也×井田香奈子 「裁判員になったとき、死刑を選択できますか?」@本屋B&B

▼書籍情報

【特設ページ】森達也『ぼくらの時代の罪と罰』12月10日発売予定

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