カズキはクラスの太陽だ!/平田江津子

木村泰子さん(大空小学校初代校長)推薦!「誰一人置き去りにしない社会をつくるために、カズキがおしえてくれた」/「カズがいるから周りも仲良くなって、クラスがまとまっていった。カズはクラスの太陽で、僕たちを照らしてくれた」(クラスメイトの言葉)。普通学級で同世代の友だちと毎日を過ごし、自閉症の息子カズキの表情は明るく変わっていった。担任の先生、支援員、生徒たちと手探りで始めたフルインクルーシブ・スタイルは、発見と感動の連続だった。テレビや新聞で紹介されてきた、平田カズキくんの小学校から高校卒業までを母親が綴った成長記。解説・小国喜弘さん(東京大学大学院教授、同バリアフリー教育開発研究センター・副センター長)。クスッと笑える4コママンガ多数。

もくじ

1章 地域の学校へ!
「できることをやるしかないね!」
集団の中で学び合う
運命の分かれ道
初めてのおかわりジャンケン
それが、カズキ
小六の修学旅行
就学相談と入学指定通知
小学校最後の学習発表会
さすが、きょうだい、です
チャレンジ・ジャンプ
小学校の卒業式

2章 普通学級へ!
中学校入学

担任・曽我部昌広先生のまなざし〜「普通」の生徒として
ボランティアさんたち
居場所と成長
初めての学校祭
かかわりすぎないかかわり
中一の一年間を振り返って〜中学校の担任の先生から

3章 居場所

成長と、頼もしさと
今だけの時間
去年とは全然違う!
関係が育つ
カズキに特別賞
うっかり母も成長の糧
家族には見せない姿

4章 仲間
中三へ進級

待ちに待った修学旅行
子ども力を引き出す
みごと総合優勝
友だちが遊びに来た
学校祭でコント
コントの理由
高校受験モード!
クラスメイトと面接練習
カズキの涙

5章 みんなと同じ社会で
高校生活スタート!
コロナ期間のルーティン生活
勉強、がんばろう!
効き目があるのは
広がる世界
「カズキくんといえば笑顔ですよね!」
一〇年後のカズキ
普通の高校生活
「カズにもトライさせたい」
街の中の恐竜
高校の修学旅行
高校の卒業証書

解説 隔離と排除からインクルーシブ教育へ 小国喜弘

著者プロフィール

平田 江津子著/文

1973年北海道広尾郡大樹町生まれ。1男3女の母。市民団体「障害児も地域の普通学級へ・道北ネット」事務局長。同団体代表である夫の平田永と二人三脚で、障害のある子もない子も同じ場で学ぶインクルーシブ教育の普及をめざしている。北海道旭川市在住。

書籍情報

判型: 四六判
ページ数: 192ページ
価格: 1,800円+税
ISBN: 978-4-907364-38-0
発売日: 2024年10月11

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