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11.72021
森達也『ぼくらの時代の罪と罰』のカバーと帯デザインが決定
12月の新刊(11月→12月に変更しました)、森達也さんの『ぼくらの時代の罪と罰』カバーと帯のデザインが決定しました!!
ブックデザインは、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』に引き続き、わたなべひろこさん。
死刑制度は、なぜ日本で8割もの圧倒的な支持を得ているのか。
何年も前の話ですが森さんは「地方の時代」映像祭のシンポジウムで、ノンフィクション作家の吉岡忍さんにこう聞きました。
「戦争がテーマの作品はなぜ反対ばかりで、賛成だという作品はないのだろう?」
吉岡さんの答えは
「森さん、あたりまえじゃないか。調べるからだよ」
前にもご紹介したかもしれませんが、今もよく思い出すエピソードです。
帯の裏には、本書の中から次の文章を引用しました。
死刑とは何か。
どんな意味を持つ制度なのか。
そもそも必要なのか不要なのか。
でも、一つだけ確かなことがある。これは、みんなが知るべきことだ。
『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』で森さんが提示したメディア・リテラシーを駆使して、この究極の刑罰について、ぜひ考えてみてください。