天国への列車




「あの、車掌さん――この列車は一体どこへ行くのですか」
ある日列車で出会った人々。やがて着いたその場所は?
不思議な登場人物や動物に託して
生きることの喜び、哀しみ、おかしみを描く、
大人のための童話集。
≪収録作品≫
おじいさんとおじいさん/お魚と殿さま/うさぎさんこわい/手のひらに星をのせて/柿の島/タニシの日記/天国への列車/雪の車
≪著者略歴≫
森下みかん(もりした・みかん) 1963年福岡県生まれ。子どものころは歌やお絵描きが大好きだった。 世界のみんなと友だちになりたくて言語学を学んだが学問に挫折し、87年、24歳でクリスチャンになる。 その後、大学時代には全く関心のなかった森下辰衛とばったり出会い、92年に結婚。 2006年から北海道旭川市に住む。 旭川のパンとスイーツが大好き。4人のユニークな娘がいる。