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3.11に『父の約束 本当のフクシマの話をしよう』電子版をリリースします

 3.11から9年が経とうとしています。

 小さな小さな出版社としてできることはとても小さく、自分たちの非力を感じてうなだれる日々。ですがこの度、中手聖一著『父の約束 本当のフクシマの話をしよう』(2013年)の電子版をリリースいたします。
発売日は、2020年3月11日です。

 あの時、福島県で、いち早く子どもたちのために立ち上がった中手聖一さんの言葉を深くかみしめています。何度でも、この時の中手さんの言葉に立ち返る必要があると思っています。

(以下序文より)

 福島から西日本に疎開していた1年間、当時小学4年生だった長男は「福島」の話題になると、いつもうつむいて黙ってしまいました。福島に残っている友達のこと、汚染や被害のこと、そして自分だけが平和な場所にいること。大人と同じように、原発事故に振り回される現実を受け入れられずにいるようでした。
 原発の建設をゆるし、事故が起こるまで稼働を止められなかった私たちは、この子らを前に、これからどんな生き方が許されるのでしょうか。そのことを激しく自分に問いかけながら、息子たちに語れる言葉を探し続けてきた2年間でした。
 答えなどまだ見つかるはずもないけれど、決して嘘はつくまい、隠すまい。胸を張って生きていこう。心の中でそう息子たちに約束をして、いつも話し始めます。

2013年6月 中手聖一

父の約束 本当のフクシマの話をしよう

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