本文より
いま自分にできることは何なのか、と考えたときに、私が次の世代に希望を語ることはできないけれども、子どもたちが自分自身で希望を見出していく、そういう人間に育てることが私の責務だろう、と思うようになりました。(中略)
原発事故は防げなかったけれども、できることは精一杯やったつもりだ、と、子どもたちに胸をはれるようになりたい。
そして、二度とこんな悲劇を繰り返さないために、すべての原発を廃絶することにも精一杯取り組んでいきたいと思っています。
目次より
危険を知っていたのに/安全宣伝キャンペーン/覚悟を決める/学校が危険地帯に/立ち上がった親たち/避難の壁、サテライト疎開/自主避難の呼びかけ/被ばくの事実/食卓の汚染/なぜプールがこわいのか/予防を優先してほしい/避難したい人が5割/保養弱者を出さないために/被災者を守る法律
著者プロフィール
1961年いわき市生まれ。福島市在住中に東日本大震災で被災。 2012年6月、30年以上勤めた障がい者団体を辞職し札幌市に移住。 2013年3月、障がい者向け訪問介助サービスを行う合同会社うつくしま「うつくしま介助サービス」を立ち上げる。子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク前代表、原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人、むすびば・札幌くらし隊メンバー。
書籍情報
Webで購入する
Amazon |
楽天ブックス |