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ソフィア・ヤンベリのスウェーデン便り 第1回『スウェーデンにも、夏がやっと来ました!』

『ぼくが小さなプライド・パレード 北欧スウェーデンのLGBT+』著者、ソフィア・ヤンベリさんの寄稿を転載します。

ソフィア・ヤンベリのスウェーデン便り
第1回『スウェーデンにも、夏がやっと来ました!』

皆さん、お久しぶりです!
もとSCF(スウェーデン交流センター)スタッフのソフィア・ヤンベリです。今年の10月は、私がスウェーデンに帰国して3年になります。スウェーデンでは、私の家族やスウェーデン人の友達にたくさん会えるのは嬉しいですし、ウェーデンでの生活を楽しんでいますが……やっぱり、日本が恋しいです。札幌の街中を歩いたり、メロンパンを食べたり、友達とカラオケに行ったりしたいです。もちろんスウェーデンでも散歩はできますけど、街の雰囲気が違います。ストックホルムにも美味しいパン屋さんはあります、でも札幌の街中で売っているような、焼きたてメロンパンはこちらにはありません。カラオケは…最近カラオケができるバーがオープンしたんです。でもとっても高くて、しかも日の本曲は入っていないんですよね…。
帰国してから半年ぐらい経った頃から、新型コロナウイルスのパンデミックが始まりました。今回のコロナウイルスパンデミックは、個人的なレベルでも、社会的なレベルでも、そして世界的なレベルでも大きな影響を及ぼしました。私にとって大きな出来事だったことの一つに、日本に行けなくなったことがあります。もちろん、それは世界や社会に与えた影響に比べたら大したことではないのですけど、20歳になってからの人生の半分ぐらいを日本で過ごした私には、とても悲しいことでした。

スウェーデンには、旅行をするのが大好きな人がとても多いです。スペイン、タイ、イタリア、台湾、日本…多くのスウェーデン人は毎年長い休みをとって、旅に出ます。しかし、パンデミックの影響で、長い間それができなくなっていました。スウェーデン人は一体何をしたと言うのでしょうか。
もちろんパンデミックの影響が一番大きかった頃は、スウーデェンでも多くの人がその期間自分の家で過ごすことを余儀なくされました。それでもウィルスの広がりが少なくなった夏には、家で大人くしてはいられなかったスウェーデン人がたくさんいました。国外への渡航が制限されて、海外への旅行が思うようにできなくなったスウェーデン人は、代わりに国内を旅行することにしました。結果的に今、国内旅行が非常に人気が高くなっています。私も、両親や友達と一緒にスウェーデンの色々な所に行って、素晴らしい景や色町をたくさん見て回りました!
今回は、そんな旅先で見てきた思い出を書いていきたいと思います!

スウェーデン国内を旅行するのは久しぶりでしたが、綺麗な場所をたくさん見ることができて、よかったです。国内旅行はこれからも行きたいんですけど、多くのスウェーデン人が望んでいるように、やっぱり海外旅行にも行きたいです! パンデミックによる渡航制限がなくなったスウェーデンでは、ストックホルムに住む多くの人たちが、同こじとを考えてるそうです。そんなこともあって、空港のカウンターやセキュリティゲートで並ぶ人の列がこれまでに見たことないほど長くなって、セキリュティーが3時間もかかる状態です!
そんなスウェーデン人には旅行より好きなものがありまして、それは何かというと、そう、これからシーズンを迎える夏です! ストックホルムもようやく夏らしくなってきしまた。

この時期スウェーデンの人たちは、屋内レストランやバーに行くより、みんな野外の店や、テラス席のあるお店に行きます。テラス、ベランダ、そして道端に置かれている椅子にさえも、夏の太陽の日差しと暖かさを感じて楽しんでいます。今年特に流行っているのが、屋上テラスですね!
夏には、同僚も家族もみんな金曜日に仕事が終わったら外で飲み会を楽しみます。この飲み会で特に人気なお酒の入っている飲み物が2つあって、それはロゼワインと、アペロールスプリッツ(AperolSpritz2)というカクテルです! どれでも飲みやすくて、すっきりとした飲み口のお酒です!
お酒が嫌な人には、アイスが完璧です! 色々な美味しい味があって、最近人気なのは「Brynt smor、ブラウンバターです! 甘すぎないで、さわやかな味すがるので、大人の好きな味です! ブラウンバターの味がとても人気で、色々な料理で使われるようになりました。
スウェーデンに来た時には、ぜひこのカクテルやアイスを食べてみてくださいね!
ストックホルムや街中に住む人たちは特に、週末になったらリフレッシュするために、自然が綺麗な所に行きます。森も海も人気のスポットになっています。私の家の近くにはちょうどハイキングにピッタリな森があって、ほぼ毎週ハイキングしに行きます。心も体も癒されますね! スウェーデンの人は、雨の日でも晴れた日でも、必ずハイキングをしています。
帰国してからスウェーデンで過ごしてきた時間はコロナのこともありましたが、貴重な時間と機会になりました。海外に行けなかったことで、却って自分の国の綺麗な所、良い所をたくさん見ることができたからです。日本の冬はスウェーデンほど長くなく、暗くないので、夏に対すイるメージや思いが少し違うかも知れませんが、私にとってやっぱりスウェーデンの夏の雰囲気はお祭りのような感じです。皆さんも、もしスウェーデンに来る機会があれば、夏をお勧めします! それでも、私はやっぱり日本のことを懐かしく感じているので、行けるようになったらできるだけ早くまた行きいたと思っています! 観光客としてでも、昔住んでいた町を歩いたり、日本人の友達と遊んだり…日本の綺麗な景色がまた見たいです。それまでは、スウェーデンを目いっぱい楽しむつもりです!

(『ビョルク-白樺-』第155号、スウェーデン交流センター、2022年7月10日より転載)

▼ぼくが小さなプライド・パレード 北欧スウェーデンのLGBT+

ぼくが小さなプライド・パレードの表紙イラスト

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