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投票率85%のスウェーデンでは”政治に関心がなくても投票へ行く”

投票率が高いことで知られるスウェーデン。
全体で85・8%、30歳未満は少し下がりますがそれでも81・3%です(2014年)。
先月末に行われた日本の衆院選挙の投票率は、55・93%。
「戦後3番目に低い」という冠がたびたび使われていました。

明治大学の鈴木賢志教授は、『みんなの教育』の中で「そこには様々な理由が考えられます」と前置きしながら、「『ああ、やっぱり日本人は政治に対する関心が低いからなあ』と言ってしまうと、少し話がずれてしまいます」と述べています。

「あなたは政治にどのくらい関心を持っていますか」というに質問に、「非常に関心がある」または「ある程度関心がある」と答えた人は日本で64%、スウェーデンで57%。

『みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』第4章「スウェーデンの主権者教育」より

つまり、「政治に関心がある」と答える人は、日本のほうがスウェーデンより多いのです。

ではなぜ、実際の投票率になると、日本とスウェーデンでこのような差が出るのでしょうか。

その疑問についても、鈴木先生は本の中でずばり回答していますが、簡潔に知りたい方はこちらのブログをご覧ください。

2刷出来!『みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』ためし読み公開

 

日本の投票率を上げたければ、はずせない視点だと改めて思います。

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