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「森達也とファクトフルネス?」ネットギャリーのレビューは、クリティカル2

 前回に続きまして、森達也『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』ネットギャリー掲載のレビューをご紹介します。
 放送関係の方から「『なるほど!』がいっぱいあった」と言っていただけるとうれしいですね!
 そして、ベストセラー『ファクトフルネス』にも通じるというご指摘!
 気になりながら未読なので読まないといけませんね……。こうした広がりも、批評の楽しみの一つです。

 

メディア関係者 475393 私のおすすめ度★★★★★

大人も、子供も、みんなに読んで欲しい!

 とにかく情報が溢れていて、いつでもどこでも手に入る時代。いい時代になったなと思う反面、本書の程取るにもなっている「フェイクニュース」に引っかからないようにするにはどうしたらいいかは大きな課題だ。本書では「ニュースとは何か?」「メディアの仕組み」などわかっているようで、実は上手く言語化できない部分を丁寧に説明してくれている。私は放送関係の仕事をしているのだが、今更ながら「なるほど!」がいっぱいあった。
情報を発信する側として「裏を取れ」は鉄則。また「公平・公正・中立」も口酸っぱく言われたものだ。だが、毎日の取材、放送の中では調査したり、視点に注意を払う事がいかに難しいかも理解している。そして、本書も指摘している通り、人間なので感情がある。ここが情報発信する際の難しさであり、重要な部分でもある。そのバランスが難しい。しかし、本書のおかげで発信する際の軸がより明確に見えてきたように思う。
生きにくくなっている日本の社会。そのせいか自分の都合のいい情報を信じたいという人が増えてきているように思う。そんな人間の心の隙間にフェイクニュースは滑り込む。発信者、受信者共に情報の質を見極める目を養う為にも、本書を手に取ってもらいたい。

 

レビュアー 540565 私のおすすめ度★★★★★

メディアを正しく使うための教科書
信仰とは、思考放棄であるとなにかで読んだ。
誤解を恐れずあえて言えば、メディアは宗教だ。
これが僕にとってのファクトである。
思考したつもりでも、その思考そのものが、実は操作されているのではないかと勘ぐってしまう時がある。
ヒトラーを選んだのは誰か?
日本を戦争に走らせたの何か?
戦争をしたという事実を分解していけば、第1情報に行きつく。
その第1情報はダイヤモンドのようにいろんな角度で光を通す。
白黒ではない問題に線引きし、標識を作るのはルールを決めるためだと伺い知る。
文脈を検証すること!それがメディアリテラシーと理解した。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

 

レビュアー 618146 私のおすすめ度★★★★★

 本書はベストセラー、ハンスロスリング氏のファクトフルネスに通じるものがあると感じました。フェイクニュースにあふれる世の中で出来る事は何かを教えてくれます。子どものみならず親世代やビジネスマンにもおすすめしたい一冊です。

 

フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 増補新版世界を信じるためのメソッド

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