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9.272017
子どもがゲームに没頭します。どう注意すればよいですか?
3年生と5年生の息子がいます。子どもたちはゲームが大好きで、毎日2時間は遊んでいます。長時間ゲームに没頭すると、子どもたちに悪影響がないかと心配です。遊歩さんはゲームについてどうお考えですか。(アクア・30代・会社員) |
ゲーム以外の遊びを一緒に考えてみて 子どもたちにとって、自分を愛している人たちが、それぞれの仕方で愛を伝えてくれるということが、すごくだいじなことだと思います。 小学生なら外遊びなど、ゲーム以外の遊び方を、お子さんたちと相談して考えてみてはどうでしょうか。 ほかの遊びを提案しながら、「お母さん、あなたたちがあんまり長い時間ゲームばかりしていると心配なの」と、ご相談者が悪影響と考える理由を、お子さんたちに伝えてみてください。たとえば料理を一緒にするのも、五感を使うし好奇心も引き出しやすく、楽しい時間になるでしょう。 お母さんも、必要なときにしかスマートフォンを使わないようにするから、とか、自分も努力するよ、という姿勢を子どもたちに見せるのも、大切です。 どの親も、子どもにしあわせになってほしいと思いながら、子育てをしていますよね。しあわせを感じるときとは、人との出会いや、ゆたかな人間関係がどれだけまわりにあるか、だと私は思っています。 ゲームに没頭しているときは、周りのつらいことも楽しいことも、目にも耳にも入らなくなります。 つまり、周囲に無関心でいられるようになります。 それは人に対する、ひいては命に対する好奇心を剥奪することになるのです。ゲームばかりしていると学校の勉強ができなくなる、というような、簡単な話ではありません。 お子さんが、どんなゲームが好きなのか、詳しくない私にはわかりませんが、中国やアメリカには、インターネット依存症になった大人や子どもの回復施設があります。非常に残念ながら、日本でも、ゲームやネットの依存症といえる状況にある人たちが相当数いるのではないかと、私は思っています。それは社会全体で、みていかなければならない事象であるとも考えています。 私の娘もゲームが好きでしたが、思い出してみると、相手をしてくれるだれかがいるときには、ゲームはしていませんでした。 |