「歩く前には道はありません。みんなが歩けば確かな道になります」

長野県で森のようちえん＆フリースクールの代表をいくつも（！）つとめる内田幸一さん。
冒頭のフレーズは、内田さんが『日本の森のようちえん』の発刊に当たって、SNSで書かれていたコメントです。

元々は魯迅の言葉のようですが、本来、道とはそういうものでした。

子どもには、安全なレールの上を歩かせたい・・
多くの親御さんはそう思うかもしれません。
しかし、社会的にも地球規模でも変化の激しいこれからの時代に、安全なレールはないと言ってもいいでしょう。

子どもが不登校になったり、仕事が合わなくてひと休みしたり。
そうした、いわゆるレールをはずれたときにも、自らのレジリエンス（回復力）でまた歩き始める。
そんな力こそが、必要になってきます。

それは昭和のスポーツ根性や、競争原理に勝ち残るような力ではないことも、確かです。

ではこれからは、どんな力が必要で、
森のようちえんでは、どんな力が身につくのでしょう？

本書には、〈森のようちえん〉という新しい学びのスタイルを一望し、これから必要とされる力とは何か、考えを深めるためのエッセンスがたくさんつまっています。

もっと子どもに自然体験をさせたい、と願う保護者の方は、ぜひぜひお手にとってみてください！