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  1. 【イベント情報】森達也×安田浩一「集団心理はアイデンティティを放棄させるか?」『九月はもっとも残酷な月』刊行記念 @本屋B&B

    関東大震災の朝鮮人虐殺をテーマにして大反響をよんだ映画「福田村事件」。その編集終了後〜公開時の日誌を中心とした森達也さんの時評集『九月はもっとも残酷な月』が昨年9月、刊行されました。

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  2. 「第22回 ある年の初めの日記」ダブリンつれづれ / 津川エリコ

    元旦 お雑煮を食べる。この日の為に去年からとっておいた餅六つ。夫二つ、息子三つ、私一つ。糸子さんの家で新年会があったので、昨日のうちに作ってあった黒豆とうま煮を持って出かけた。彼女の家ではクリスマスを十六人の大人と一人の赤ん坊、合計十七人で祝ったと聞いた。

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  3. 詩と時評と、ノーマライゼーションと【2024年を振り返り】

    2024年に出版した本をご紹介します!なぜ人は詩を書くのか、その謎に迫る。平川克美『ひとが詩人になるとき』第55回小熊秀雄賞受賞作津川エリコ『雨の合間 Lull in the Rain』映画「福田村事件」監督の最新時評集。

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  4. 「第9回 荷物の多さについて(前編)」グローバルサウスの片隅で/ 三砂ちづる

     旅支度について。どこかに出かける時、荷物を作ると思う。荷物を持ってくれるお付きの人がいつでもいればいいのだが、そんな人をいつも従えている人などこの民主社会にあってほとんどいないので、みんな荷物を自分で持つ。

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  5. 「第21回 アラン島」ダブリンつれづれ / 津川エリコ

     アラン島へ出かけた。多分七年ぶりではないかと思う。東のダブリンからほぼ真西へアイルランドを横断する。島へのフェリー乗り場まで、休憩を入れなければ車で三時間半の行程。アイルランドは小さな国だ。フェリーで四十分。島に四十年住む友人宅に二泊させてもらった。

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  6. 「第8回 アオザイ」グローバルサウスの片隅で/ 三砂ちづる

     世界で最もエレガントでセンシュアルな民族衣装、として名高い、アオザイ。ベトナムの民族衣装である。スタイルとしては長いチュニックにパンツ、とも言えるスタイルであり東南アジアに広がる巻きスカート系の伝統衣装とはかなり違う。

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  7. 北のボーダレスアート表紙

    【イベント情報】『北のボーダレスアート』出版記念会のお知らせ

    11月の新刊『北のボーダレスアート』の出版記念会を開催します!編著者の菊地雅子さん、本書にも登場する絵本作家の堀川真(ほりかわ・まこと)さんによるお話と、ギャラリートーク&ミニパーティーも。

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  8. 「第7回 衣服にひかれていく(後編)」グローバルサウスの片隅で/ 三砂ちづる

     雨の日に着物を着る時の足元は、まずは、いわゆる利休下駄に爪皮、と呼ばれるカバーをかけるのがよい、と教えてもらっていた。利休下駄というのは、細い二枚刃の付いている下駄で、それはそれは、格好が良い。

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  9. 「第20回 巡礼」ダブリンつれづれ / 津川エリコ

     二〇二二年に日本へ帰国した時、最初に入った本屋で最初に目に入ったのは沢木耕太郎の『天路の旅人』だった。発行日を見ると発売されたばかりだった。迷わず買った。一九八六年に発行された『深夜特急』第一便以来、私は沢木の本に注意を払ってきた。彼がまだ旅について書いている、そう思うと心が躍った。

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  10. 【メディア掲載】森達也『九月はもっとも残酷な月』の書評が北海道新聞に掲載されました

    森達也『九月はもっとも残酷な月』の書評が北海道新聞に掲載されました。

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