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「かたくてやわらかい本」『教育鼎談』があさひかわ新聞で紹介

10年前、地元旭川で起業してうれしい驚きだったことの一つに、地域の新聞が生き残っていたことがあります。
新聞は、民主的な社会のステークホルダーと言われます。
圧倒的なシェアの北海道新聞(もちろん朝読毎の購読者もおられる)のほかに、週刊だが地元で支えられているあさひかわ新聞の二紙があると、情報の独占が避けられ、風通しのよさを保つことができるように思います。

さてそのあさひかわ新聞で、内田樹・寺脇研・前川喜平三氏の共著『教育鼎談 子どもたちの未来のために』が紹介されました(2022年6月14日号)。

記者さんはゆとり教育に関心があったようで、冒頭でまさかの「今いちばん日本の教育に欠けているのは『だらだら』じゃないかと僕は思いますね。『ゆとり』より過激なんです」という内田さん発言を紹介。

「教師も子どもたちも、親も、やることが多すぎる。
子どもに鞭を打って、”早く学びを起動させろ”と言っても無理。
学びとは飢えや渇きのような内発的なものであり、突然貪るように学びはじめる」
という内田さんの「学びの起動スイッチ」論を紹介。
確かにこれは、保護者の方にもぜひ知ってほしい読みどころです。

ゆとり教育(これもメディアが命名したもの)のスポークスマンだった寺脇さんのお話からは、近年、チャイムも成績表もない公立の長野県伊那小学校に注目が集まるなど、ゆとり教育が見直されている現状についてを引用。
前川さんのお話からは、いつの時代もゆとり教育≒新教育はつぶされてきたという説を紹介。大正時代は軍国主義に、昭和は経済成長のための労働力を作るために、そして平成は新自由主義と戦前復帰型の政治によって、子どもの個性や主体性を育てようとする教育がつぶされてきた歴史がある、と前川さんは言います。

「日本のマンガ水準が世界一になったのは、『手塚治虫の“公共性”』との説も出るなど、かたくてやわらかい本」と記事はまとめられています。

別枠で、ジュンク堂書店旭川店内のミツイパブリッシングコーナーについても紹介いただいています。ジュンク堂にお立ち寄りの際は、ぜひ同コーナーへも足をお運びください!

あさひかわ新聞(2022年6月14日号)

あさひかわ新聞(2022年6月14日号)

 

教育鼎談 子どもたちの未来のために

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