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西日本新聞書評欄に『教育鼎談』が掲載

内田樹・寺脇研・前川喜平三氏の共著『教育鼎談 子どもたちの未来のために』が西日本新聞の書評欄にて掲載されました。
評者は歌人の松村由利子さん。6月11日の紙面です。

見出しは「『教育は公共のもの』と格差批判」。

本書はまさしく教育の公共性と、格差批判(新自由主義批判)が大きなテーマであり、この点を拾ってくださったのはうれしい限り。

内田さんの発言からは、

「子どもたちは生身の人間であって、彼らの成熟を支援する活動を工業製品のように工程管理できるはずはない」(2章「学校は缶詰工場ではない」より)

を引き、前川さんの発言は

「憲法にうたわれた『ひとしく教育を受ける権利』は、経済的な事情などによる差別を許さないという意味を含むのに、現実には教育格差が生じているという発言は重い」(記事より引用)

とまとめられています。
最後に、生涯学習を推進してきた寺脇さんの「生きることは『働くこと』と『学ぶこと』」という言葉を挙げて、学び直し、学び続けることが教育の究極の目的である、とのメッセージで評を締めています。

もう一つ、同日の一面がなんと、不登校新聞編集長のインタビュー!
土曜日の一面ですよ!

西日本1面

「生き方 バラバラでも」「逃げ場ない学校 選択肢を」との見出しで、『教育鼎談』と併せてぜひお読みいただきたいと思いました。

書評は冒頭のみこちらで読めます(西日本新聞のページに移動します):
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/938599/

教育鼎談 子どもたちの未来のために

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