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10.82018
子どもに身につけてほしい力を一つだけ挙げるとしたら?
第5回北海道ネウボラ研究会~北欧から考える #家族支援と #みんなの教育~に参加してきました。
NPO北海道ネウボラさんの研究会は、念願の初参加。
ネウボラと言えばあのかわいい北欧デザインのロンパースやベビー布団が詰まった育児パッケージのことだけでじゅうぶん羨望の的ですが、妊娠したその時から就学前まで、切れ目のない子育て支援のシステムなんですね。この機会に勉強させていただきました。
この日の基調講演は西浦和樹さん。
『みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』ではアウトドア教育の章を執筆しています。
宮城学院女子大学教授で、今年2018年は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の訪問教授として、東京を拠点に活躍中。
基調講演のようすはこちらで。
第5回北海道ネウボラ研究会に参加中。NPO北海道ネウボラ代表・五嶋絵里奈さんによる札幌トモエ幼稚園視察報告から。北海道の森よう関係者で知らない人はいないトモエ。予想以上にワイルド。森の沢にはオオサンショウウオ。園舎には石窯。家族で登園できて昼寝部屋ではお母さんが休むこともできる。 pic.twitter.com/AP28JHLFgS
— ミツイパブリッシング (@mitsui_publish) 2018年9月29日
西浦和樹先生の基調講演「スウェーデンのアウトドア教育」から! 五感をはたらかせないと脳が発達しないということがわかってきているデジタル社会だからこそ、アナログな変化に気づく感性を育てたい。とアウトドア教育の研究に取り組んできた西浦先生。(写真は西浦先生のスライドから) pic.twitter.com/fp8sWVuAmU
— ミツイパブリッシング (@mitsui_publish) 2018年9月29日
さてここでは、この日後半のトークセッションのことを。
西浦さんと、北海道のアウトドア教育及び森のようちえん関係者では知らない人のいない! 札幌トモエ幼稚園の宮武大和さんによるトークセッション。
事前打ち合わせなし! というなか、西浦先生の提案で参加者がペアになり、西浦先生が放つお題について語り合い→宮武先生の回答→西浦先生の回答、という流れに。あ、先生方の回答と言っても正解はいろいろというか答えは一つじゃない、という時代ですから。
西浦先生の回答は、現在在籍中の慶應義塾にあやかって(?)福沢諭吉の言葉とアウトドア教育の肝をつなげて作られたもの。たとえば「早期教育する? しない?」の問いには「まずは獣心を成して後に人心を養う」という諭吉の言葉を紹介するスライドを出すとか。「教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ」とか! 諭吉と北欧の教育理念に共通点があったっていう!
早期教育に関しては、フィンランドのネウボラとかスウェーデンのアウトドア教育に興味がある方が参加者だったので、他のテーブルはわかりませんけど「・・ちがいますよねえ・・」という方がもちろん多数(4人でお話させていただきました)。
「子どもに身につけてほしい力を一つだけ挙げるとしたら?」(意訳)というのも考えさせられました。
一つだけにしぼるのが非常にむずかしかったですが、宮武先生の答えと自分の答えが一致していたので個人的には今後もそれでいこう、と思った次第です。
子どもに身につけてほしい力を一つだけ挙げるとしたら。
あなたは何を挙げますか?
NPO北海道ネウボラウェブサイト
https://neuvola-sapporo.amebaownd.com/