日本の森のようちえん 自然の中で感性が育つ

自然の中で、子どもを信じて待つ。そんな幼児教育・保育のスタイル「森のようちえん」が注目を集めています。北欧発祥とされ、自然豊かな日本でも広がり、今では全国で約300カ所が開園しています。
自然環境で過ごすと子どものどんな力が伸びるのか。信じて待つことが、なぜ必要なのか。野外保育40年の編著者による森のようちえん論と、第1次森のようちえんブームをつくった17園の創設者たちがその魅力を語る2部構成。オールカラーで写真も多数収録。人生の土台を作る、新しい幼児教育のエッセンスがわかる本。汐見稔幸氏推薦!

教育の新しい形を模索している人必読、ヒント満載の本。
結局、教育は子どもが内に秘めた自然性を外的自然と共鳴させることなのだ。 

—— 汐見稔幸(教育哲学者)

もくじ

【序文】 教育は変わらなければならない 教育は変わることができる 堀真一郎(きのくに子どもの村学園理事長・学園長)

【1章】 今なぜ、森のようちえんなのか
  新しい学びのスタイル・森のようちえん 内田幸一

【2章】 森のようちえんを作った園長たちが語る 
  毎日、おなかがすくまで遊びこむ 小林成親(山の遊び舎はらぺこ)
  自然と調和した子どもと大人の居場所づくり 嘉成頼子(森の風こども園)
  ほんものの自己肯定感を育てる 中島久美子(森のピッコロようちえん)
  子どもたちの開放区 中澤真弓(長野県・森のようちえん ぴっぴ)
  よいお母さんより幸せなお母さん 浅井智子(自然育児 森のわらべ多治見園)
  「孤育て」がきっかけで 小林直美(自然保育 森のたんけんたい)
  自然の不思議は探究の入り口 沼倉幸子(森のようちえん はっぴー)
  心の土台になる原体験を 岡本麻友子(森のようちえんウィズナチュラ)
  子どもも大人も一緒にのびる 辺見妙子(青空保育たけの子)
  あの子に届くことばを探して 松下理香子(森のようちえん ぴっぱら)
  子どもが自分たちで生活をつくっていけるように(西澤彩木 せた♪森のようちえん)
  未来をつくるのは子どもたちだ 関山隆一(もあなキッズ自然楽校)
  自分の足で、人生を歩く 野澤俊索(森のようちえん さんぽみち)
  野外教育で心をはぐくむ 佐藤有里(くにたち農園の会)
  子どもの今を信じて待つ 京井麻由(しずおか森のようちえん 野外保育ゆたか)
  子どものありのままを発見する場所 石井千穂(まめとっこ)
  都市ワーカーの母たちが立ち上げた森のようちえん 岩渕裕子(かたのの森のようちえん いしころえん)

著者プロフィール

内田 幸一  (ウチダ コウイチ)  (著/文 | 編集

1953年東京生まれ。東京写真専門学校報道写真科卒業、和光大学人文学部人間関係学科卒業。1983年、長野県飯綱高原に子どもの森幼児教室を開園。森のようちえん全国ネットワーク連盟初代理事長。野あそび保育みっけ園長(長野県飯田市)、野あそび保育ささはら園長(長野県茅野市)、こどもの森幼稚園顧問(長野県長野市)、長野県野外保育連盟理事長。著書に『森のようちえん的子育てのすすめ 年齢別アドバイスとQ&A』(2015年、解放出版社)。

書籍情報

判型:A5判
ページ数:160ページ
定価:¥2,200 + 税
ISBN:978-4-907364-32-8
売日:2023年10月30日

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