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3/23(水)「世代間平和を語り合う集い」に安積遊歩、安積宇宙さん登壇されます @オンライン

3月23日(水)13:30-17:00に開催されるオンライン・ミーティング「将来世代の平和のために ~ 世代間平和を語り合う集い」に、安積遊歩さん、安積宇宙さんが登壇されます。事前登録の上、ぜひご参加ください。

▼事前登録および、イベント詳細はこちら
https://blog.goo.ne.jp/skyandocean/e/314ea017df89a9c0bdd5034a22a4c294

(小田博志研究室Webサイトからの引用)

お話の内容の詳しい紹介

世界のあわい 安積宇宙

同じ障害を持つ力強い母と、母よりずいぶん年下のスピリチュアルで優しい父の間に生まれ、両親のたくさんの同居人、介助者、友人たちに囲まれて育った。小さな頃は、母の怒りがただ怖く、理解ができないことの方が多かったけど、歳を重ねて、この世界の抑圧と差別を自分の身を通して感じて見えるようになった。原発事故後、母娘でニュージーランドに避難し、障害者の権利の向上に向けてエビデンスを作る研究に携わる。今の世界のあり方は、地球にも、人にも持続可能ではなく、色々不可能に感じる中、それでも、前の世代からバトンを受け継ぐというのはどういうことか、日々模索中。

 

緻密に助け合う命の有り様を、人間社会に創出するために  安積遊歩

私は東北の福島県福島市に生まれた。幼児期に近くを流れていた川は上流になんらかの汚染があったということで、魚が全くいない川だった。

私の兄と妹の出産は、お産婆さんに取り上げられての誕生だったという。しかし私だけは、出生前診断がない頃であったにも関わらず、生まれた時から、白い壁と冷たい医療の眼差しに囲まれていた。

母方の小作農であった祖父母の家族親戚からは、私は脆い骨を持って生まれたと言うことで大事にされた。しかし、高度経済成長を爆進し、戦争責任に目をつむった日本の政治。そこに乗って、東京でビルの経営者ともなっていった父方の親戚たちからは、疎ましさと憐れみを向けられた。

地域間格差や経済格差、そして身体の違いなどによるあまりの生きにくさを超えるためにピアカウンセリングや障がい者運動に邁進した日々。

そんな中、同じ体の特徴をもった娘を「少しでも世界を変えたい」と確信的に生んだ1996年、優生保護法が改訂された。

今私は自分の体を使って若い人たちを介助の仕事に招き、繋がりをつくりその中に平和を築こうとし続けている。

世代を超えて助け合うことは可能なのか、親子間での所有を超えた同志的関係性はあり得るのか。さまざまな声が発せられ聴き合える場となることを楽しみにしている。

 

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