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【満員御礼】『ママは身長100cm』『多様性のレッスン』刊行記念 歩けなくても、ちがっていても大丈夫! 伊是名夏子×安積宇宙 トーク&サイン会が開催されました

骨が弱い、という体の特徴「骨形成不全症」で、車椅子ユーザーの伊是名夏子さんと安積宇宙(うみ)さん。
お二人が初めての本を出すタイミングが偶然! 重なったこともあり、夢の刊行記念トークが実現しました。

トーク中の伊是名夏子さんと安積宇宙(うみ)さん

夏子さんは、早稲田大学を卒業し香川大学大学院を修了。アメリカとデンマークに留学後、沖縄の小学校で英語指導員として活動。現在はコラムニストとして活躍しながら5歳と3歳の子育てをしています。
宇宙さんは、“自分らしく生きる”障害者のフロントランナー・安積遊歩さんの娘で現在ニュージーランドの大学生。ソーシャルワーカーをめざして勉強中です。

この日はのっけから「障害はないほうがいいよねって価値観、どうなの?」という話からスタート。
長年の友人だからこそ語り合える、最高にエッジの効いたテーマで拍手喝采したい思いでしたが、お二人にそんな感想をお伝えすると「私たちには当たり前のこと」とさらっと流されそうです(笑)。

「障害はないほうがいい、と自然に言われちゃうと……。
私は、私の子どもに遺伝しているがほうが楽、と思っちゃう。もちろん遺伝していなくてもいいんだけど。
いろんな障害をもつ人と関わる中で、どんな生き方もできると思っているから。
理想の型があって、そうじゃなかったら幸せじゃない、っていうのはすごく狭い世界だと思う」(宇宙さん)

「障害がなければよかったと思ったことがほんとになくて。
3歳、9歳上の姉が、ぜんぜん楽そうに見えなかったのね。
姉たちは朝起きたら手伝い、ゴミ出し、帰宅時間もうるさく言われて。
私は怒られなくていいわって(笑)。
人は誰でもめんどうくさいこと、つらいことあるんだなと思えたことがよかった」(夏子さん)

それから夫婦別姓へのこだわり、好きなパートナーのタイプ、海外生活で気づいたこと、保育園の男女役割のこと・・などなど、あっという間の45分。

後半は、会場からの質問&感想コーナー。
子どもの自己決定権についてなど、むずかしい話を軽快に、わかりやすく解説する夏子さん、
質問した方に寄り添って答える宇宙さん。
お二人の魅力がそれぞれきらりと光って、会場の満足度もとっても高かったのではないでしょうか。

お互いの著書を持ち合って写真撮影

第2弾は明日、ジュンク堂書店難波店にて開催です!(詳細はこちら)

 

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