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アウトドア教育がなぜいいの?

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©NPO法人ぴっぱらの森

スウェーデンの“分けない”教育vol.5「戸外と教室をつなぐ、アウトドア教育」の予習をしよう!

ということで、先月札幌にて行われた北海道ネウボラ研究会での西浦和樹さん(宮城学院女子大学教育学部教授・慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科訪問教授)講演と、編集Nが子どもを森のようちえんに通わせた体験からヒントを得て、「なぜ、アウトドア教育?」について考えてみました。(文責は編集N

1.アウトドア教育の魅力は?

・子どもの活動を制限しない

基本的に自由。フィールドの広さにもよるけれど、一人でどこかへ行ってしまう子は意外といない気がする(例外あり)。筆者が見学させていただいたスウェーデンの小学校では、教師のほかにボランティアの大人が2,3人いて、子どもたちのグループごとにだれかがついていたのが印象的であった。

・高いモチベーションと活動量(遊び)を維持できる

子どもの「やりたい!」を自由にさせたら、それはそれはモチベーションが高まります。たとえば子どもたちは木登りが大好き。自然と握力がつく。パワー余ってる子どもはめちゃくちゃ走り回ったり。野外遊びをしない子どもとの活動量の差は明らか。

・子どもの自主性や自己肯定感が育つ

子どもは、やりたいことを満足いくまでさせてもらうことができたら、自分のやることに責任をもつようになる。「やっていいよ」というのは丸ごと受けとめてもらう体験で、自己肯定感が高まる。

そしてこれらは改めて考えてみると、やっぱり屋内より野外のほうがやりやすい。

さらにできれば土や草や木、虫など無数の発見がある自然の中のほうが、レイチェル・カーソンの言う「センス・オブ・ワンダー」が発達するチャンスが圧倒的に多い。

2.具体的な効果は?

・自然環境のなかで、創造性が育つ

・体力がついて、健康になる

・生きる力(火をおこしたり、道具を作ったり)がつくと、豊かな人間性が養われる

たとえば砂場遊びで物理を学び、水たまりで生物を学ぶこともできる。

アクティブ・ラーニングですね!

「大人も子どももある程度、自由度がないと発想が出てこないのでは」と西浦先生。

なおスウェーデンにも学習指導要領はあるが、ざっくりとしたもので、到達目標に至るまでの手法などは自治体と学校、そして教師の裁量に任されている。ただその代わり、学校は、保護者などから細かな評価を受ける。リカレント教育もそうだけど、スウェーデンはこの評価システムがすごいと感じる。丸投げしない、みんなでそれぞれの役目を引き受けてバージョンアップしていく、というイメージ。デモクラシーが社会や学校のすみずみにまで浸透しているからこそ、実現できる体制なのかもしれない。

まとめると、

野外でたくさん遊ぶと、創造力と体力と人間性が育つ

と言えるでしょう。

(もちろんかかわる教師役も大事。これについてはなんと! 11/23は『みんなの教育』にも出てくるスウェーデンの野外教育者、カリーナ・ブレイジ氏がゲスト参加!)

11/23の西浦先生のお話もまた楽しみですが、北欧・スウェーデンのアウトドア教育の魅力を知ったうえで、わたしたちはそれを何に役立てていけるのでしょうか?

ワークショップで、また新たな気づきがたくさんありそうです。

▼スウェーデンの”分けない”教育Vol.5 イベントページ 
https://peatix.com/event/452719

みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略

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