アーカイブ:2025年 5月

  1. 「第19回 チテンゲ」グローバルサウスの片隅で/ 三砂ちづる

     アフリカ南部にある国ザンビアで暮らしたのは1984年のことである。約40年も前のことだ。その頃はまだ、人の肌の色で人間を差別しても良いというアパルトヘイト政策が南アフリカではとられていた。南アフリカの周囲のブラックアフリカ諸国は、アパルトヘイトと戦うフロント・ライン諸国と呼ばれていた。

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  2. わかなの伝言

    わかなの伝言「『心の除染』読書感想ノート 後編」

    (前編はこちら)黒川祥子『心の除染 原発推進派の実験都市・福島県伊達市』(集英社文庫、2020)読了ようやく、今日この本を読み終えました。黒川祥子さん、本当にありがとうございました。この事実を書き残すのに本当に苦しかっただろうと思います。自分の故郷で起こった大事件。

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  3. 「第18回 スディナ・カカン(後編)」グローバルサウスの片隅で/ 三砂ちづる

     祖納岳節は、西表島祖納で唄われ、踊られてきたもので、祖納での座開きの踊りとして踊られるものだという。沖縄の有名な座開きの踊りは、「かぎやで風」、であり「御前風」(グジンフー)とも呼ばれる典雅な踊りである。八重山でも「御前風」は踊られるが、八重山の代表的な座開きの踊りは「赤馬節」である。

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