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第2回 自分のからだのつらい部分に、注目してあげて

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遊歩と宇宙の「自分がきらい」から「自分がすき」になる相談室画像

彼女の手荒れがひどく、悩んでいます。一年前は人さし指だけでしたが、3カ月くらい前に、中指から小指まで広がりました。皮膚科の薬も効かず、今は、はちみつ入りの市販のクリームを使っていますが、よくなりません。彼女は飲食店でアルバイトをしていて、食器を洗うときはゴム手袋を使っています。血が出ていることもあり、夜寝るときにサランラップを巻いてあげることもありましたが、面倒で続きませんでした。できるだけ自然な療法で対処法があれば、おしえてください。(スロー人・21歳・学生)

自分のからだのつらい部分に、注目してあげて

私は、自分の骨がもろかったので、自分のからだは自分でみるという習慣をつけてきました。その中で学んだことは、自分のからだのつらい部分に、とにかく注目してあげることが大事だ、ということです。肌荒れくらい気にしないで、とか、痛いのはがまんしろ、などと言われて、自分でもそうかなと思って放っておけばおくほど、血が出てきたり、症状が広がっていくことは、私も経験がありますのでよくわかります。

肌の荒れや、からだの痛みは、からだが助けてほしいと言っている、からだからのサインにほかならないと考えています。すぐに肌荒れや痛みを取り去ろうとするよりは、とにかくからだと向き合うこと。肌荒れがつらければつらいと言っていいし、痛いときは痛いとまず感じること。そしてからだに、注目してあげて、その次にどうしたらいいかを考えてきました。

相談者の方は、ご自分のことではなく、彼女のことを相談していらっしゃるわけですから、彼女の手としては、注目を二倍もらえていることになりますね。さらに彼女自身が調べて、実践しようとするなら、回復は早いと思います。

私は、肌荒れの時には、はとむぎ茶、びわ茶、どくだみ茶などをよく飲むようにしてきました。大事なことは、からだはすべて、食べものと大気と水からつくられている、と意識することです。それらのありようも考えてみることは、おすすめです。

安積遊歩(あさか・ゆうほ)
1956年福島県福島市生まれ。生後40日目で骨形成不全症と診断される。22歳で親元から自立。 1983年から半年間、アメリカのバークレー自立生活センターで研修を受け、ピア・カウンセリングを日本に紹介。 障がいをもつ人の自立をサポートする。2011年まで、再評価カウンセリングの日本地域照会者。 1996年に40歳で愛娘・宇宙を出産。優生思想の撤廃や、子育て、障害を持つ人の自立生活運動など、様々な分野で当事者として、からだに優しい生活のあり方を求める発言を続ける。 著書に『癒しのセクシー・トリップ』『車イスからの宣戦布告』、共著に『女に選ばれる男たち』など。

安積宇宙(あさか・うみ)
1996年東京都生まれ。安積遊歩の娘。母の体の特徴を受け継ぎ、生まれつき骨が弱く車いすを使って生活している。 小学校2年生から学校に行かないことを決め、父が運営していたフリースクールに通う。ニュージーランドのオタゴ大学在学中。

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